幅広く使える本格派の急須
ナチュラルな優しいベージュカラーが魅力のポット。「白練」というカラーは、大正時代に流行ったという白い陶土を、同ブランドがオリジナルの配合で復刻したもの。伝統技術と和の雰囲気を残しつつも、モダンでシンプルなデザインに仕上げられた美しいポットです。
こちらのポットの大きな特徴は、その容量の大きさです。一般的な急須と異なり、400mlほどの容量で、1〜4人分ほどのお茶を淹れられます。来客の際や、数人でお茶を楽しむ際に便利なサイズとなっています。背が高く、紅茶にも適しています。 ポットは、注ぎ口の反対側に持ち手がついており、利き手を問わず使いやすいデザインです。
マットな質感の焼き締め
こちらのポットは"焼き締め"と言われる、釉薬を使わずに焼き上げる製法で作られています。土の素朴な味わいとマットな質感が特徴で、素材の風合いをそのままお楽しみ頂けます。使うごとに質感が変化したり、手触りが良くなっていくのもポイント。長く使うものだからこそ、自分だけの経年変化をお楽しみ頂けるのも魅力のひとつです。
昔ながらの共茶漉し
急須本体には直接茶漉し穴があいています。茶漉し穴は、大きすぎると小さな茶葉や茎が通りすぎてしまい濾しきれませんし、小さすぎるとすぐに茶葉が詰まってしまいます。
同商品の茶漉し穴は、長年の試行錯誤により、熟練の職人が一つ一つ手作業であけています。細かい茶葉が少し混ざるくらいの昔ながらのお茶をお楽しみいただける他、別途茶漉しを使う必要がないため、余分な洗い物がでないのも嬉しいポイントです。
急須の特徴
こちらの急須には以下の特徴があります。ご確認くださいませ。・穴より細かい茶葉を通すため、昔ながらのお茶の味が楽しめます。
・急須本体の内側を、たわしなどで洗えます。
(茶漉し部分は繊細な構造なので、衝撃を与えないようご注意ください。)
・深蒸し茶など細かい茶葉は、目詰まりしやすいのでご注意ください。
(特に2煎目以降)
・ステンレス底網に比べると、湯残りしやすい作りとなっております。
「南景製陶園(なんけいせいとうえん)」
1913年に陶土の製土業として創業、1972年に急須窯元へと転じ、急須づくりで培った技術と思考に基づく様々な製品を手掛けるブランド。萬古焼の産地で独自に土を配合し、伝統の製法で製品作りを行っています。
ブランドコンセプトである「Banji Kyusu(万事急須)」という言葉には、「万事休す」状況や物事が進まないときに、忙しない手を止め湯を沸かし、急須でお茶を淹れることで深呼吸ができるような、日々に寄り添う道具でありたいという願いが込められています。