石本藤雄が手がけるムスタキビが新入荷
元マリメッコのデザイナーである石本藤雄が手がける日本のライフスタイルブランド、Mustakivi|ムスタキビがイルムスに新入荷いたします。
フィンランドのデザインから影響を受けた石本氏とブランドについてと、
手仕事によって生み出される、機能的で美しく人の手の温もりと優しさが心地いい食器を中心にご紹介します。
フィンランドのデザインから着想を得たライフスタイルブランド
About the brand
ブランドについて
元はマリメッコのデザイナーをしていた石本藤雄が手掛ける日本のライフスタイルブランド。
手仕事によって生み出される、機能的で美しく、人の手の温もりと優しさが心地いい食器を取り扱っています。
pattern
マリメッコでのテキスタイルデザインにおいて数々の代表作の中でも有名なのは「草原」を意味する「Taiga」
ムスタキビでは石本藤雄のトレードマーク、「TUULI」として新たに生まれ変わらせました。
TUULIは日本語で「風」。
見慣れた草むらも石本さんの手にかかると、草そのものを通して、そよぐ風や揺れる音、草の匂いも運んできそうなデザインとなりました。
石本藤雄のデザイナーとしての歩み
Designer
石本藤雄|Fujiwo Ishimoto
1941年 愛媛県に生まれる
1960年 東京藝術大学美術学部工芸科に入学 / グラフィックデザインを専攻
1964年 繊維商社の市田株式会社に入社 / 広告デザイナー・アートディレクターとして活躍する
1970年 市田を退社後、ニューヨークやロンドンなどを経てヘルシンキに。マリメッコの関連会社・ディッセンブレに採用される
1974年 「マリメッコ」にデザイナーとして採用される
2006年 様々な活躍を経て「マリメッコ」を定年退職、海外や国内での個展を開催
2017年 ムスタキビを愛媛県にオープン
2020年 日本へ帰国し、現在も新しい作品を生み出している
Meets marimekko
マリメッコとの出会い
大学を卒業した石本氏は、国内でデザイナーとして活躍していながら、雑誌を通して海外デザインにも触れ、フィンランドのデザインに鮮烈な印象を受けたそうです。
1970年にはついに世界をこの目で見たいという思いから会社を退職し、ニューヨークやロンドンを経て、デンマークへ。
この時学生時代に日本で見ていたマリメッコの華やかなテキスタイルに再会したのが大きな転機となり、マリメッコでデザイナーを務めることとなります。
マリメッコのデザイナーとして活躍した33年間
フィンランドの湿地や森に着想を得て、苔むした茂みを描いたデザイン群「マッタイラ」。
休息という名の「レポ」。
草をモティーフに、色の異なる細い線の重なりで描写した「マイセマ(風景)」など。
Launch Mustakivi
マリメッコ社でのテキスタイルデザイナー、またアラビア社では陶芸家として活躍したフィンランドでの50年に渡る生活を経て、日本に帰国した石本氏。
個展などを経てムスタキビのギャラリーをオープンしたのは生まれ故郷、愛媛県砥部市。同ブランドの製品も砥部市の窯元で制作されています。
愛媛という地で、和と北欧が融合する季節の移ろいが織りなす風景をアイテムへの創作へ活かしています。
カラーが映える、春夏に特におすすめのアイテム
嬉しいシーンに取り出して、乾杯したくなる器「ゴブレット」。
酒やソフトドリンクを飲むための脚付きの酒杯のことですが、暮らしに馴染むデザインで登場しました。
シリーズ名はONNEAに。フィンランド語で「おめでとう、お幸せに」という意味です。
ドリンクカップとしてはもちろん、デザートやフルーツを入れてもOK。
小さな植物の植木鉢カバーとして並べても素敵なインテリアになりそうですね。
TUULI(トゥーリ)はフィンランド語で「風」を意味し、石本藤雄が大切にしている自然の風景を思い浮かべながら描いたデザインです。
カラー展開は2色マットな質感の「BLUE」。紺色の線は、色彩を優先した転写技法です。艶のある「WHITE」の白色の線は、立体感の出る特殊な転写技法を採用。異なるテクスチャーをお楽しみいただけます。
湯飲み、そば猪口や小鉢としてお惣菜を盛り付けるなど自由な使い方ができます。
石本藤雄がマリメッコのテキスタイルデザイナーとして活躍していた頃から愛用していた、暮らしの身近なファブリック「てぬぐい」。
吸水性の高い生地のため、布巾として手や濡れたものを拭いたり、1枚あるととっても便利。使えば使うほど、肌触りが良く、手に馴染んでいきます。別売りのてぬぐいバーと合わせて壁に飾れば、アートとしても楽しめます。
普段使いだけでなく、ギフトにもおすすめです。